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2013/07/07 【元気ファームモデル事業】水田の管理、水田の生き物調査、果樹の収穫
2013.07.07
今日は札幌市の「元気ファームモデル事業」で南区豊滝の篠原果樹園での2回目の水田体験をしました。
 まずは、6月に田植えをした水田の隣の田んぼでの除草作業。稲によく似たヒエなどを根っこから抜いて、丸めて水田の底に埋め込みます。みんなで水田の中を歩くだけでも、稲には良い影響を与えるそうです。
 そして今回初の企画として北海道地域環境学習講座「eco-アカデミア」のせせらぎスクールを開催しました。トレーナーの酒井健司先生のご指導で、子供たちが水田からすくったり捕まえたりした生き物を持ち寄ってもらい、その名前や生態を教えてもらいました。
集まったのは、サンショウウオ、モノアラガイ、アマガエル、巣に入ったトビケラ、ガガンボ、そして指標生物とされるシオカラトンボとシオヤトンボ、さらにはタニシの親戚のカワニナや吸血しないヒルなど10種類近く。水田には他に浮き草やセリも生えていました。
昔の田んぼには吸血するヒルがたくさんいましたが、最近は人が裸足で水田に入らなくなったために、吸血するヒルはエサ?が無くなった結果いなくなったそうです。この水田は極力除草剤も減らしてるため、特にオタマジャクシや孵化した小さなアマガエルがたくさんいました。男の子はアマガエルを捕まえて逃げないように苦労していましたが、アマガエルは胸を膨らませて怒っているようにも見えました。
 そして、最後に本日プレオープンとなった果樹園で希望者によりサクランボ狩りを親子でさせていただきました。なかなか充実した体験となりました。

水田の前で今日のスケジュールを説明します
篠原農園主の草取り模範のワザ
一列に並んで草取りを始めます
泥に足と手がつかってヒエがとれます
結構な草取りになったようです
親子で並んで一所懸命
水田の生き物調査の始まりです
虫取り網を用意する麦わら帽子の酒井先生
アマガエルが捕まりました
田んぼに戻りたいかな?
希望者の親子でサクランボ狩り体験をしました
プレオープンでまだ酸味も多いですが、アメリカンチェリー種系はそろそろOKのようです。
果樹園の高台から眺めた水田風景
近くの八剣山他の山並みも眺められ、眺望の良い高台ポイントと言えます。
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