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2010/05/23 ハウス食品「食と農と環境の体験教室」1回目開催
2010.05.23
市民体験農業を考える会
事務局の中田です
5月23日(日)午前10時から
ハウス食品?主催の「食と農と環境の体験教室」を行いまし
た
10組中、9組26名が参加しました
そのほか、ハウス食品さん7名、関係者13名がお手伝いしています
風が強かったものの好天に恵まれ、
予定していた作業を順調に終えることができました
関係者は午前8時30分に集合して準備開始
開園式では主催者を代表して
ハウス食品?CSR室長の池本さんからあいさつをいただき
続いて、当会を代表して園主の北島さんにタマネギやじゃがいもの伝来などをお話していただきました
関係者として、さっぽろ農学校、北大生、ハウス食品のボランティアのみなさん、スタッフを紹介
参加者も、1家族ずつ自己紹介していただきました
開園式の後、早速、畑に移動して
自主管理圃場に、とうもろこし(品種:カクテル600)、枝豆(品種:サッポロミドリ、中生くらかけ、光黒大豆)
じゃがいも(品種:男爵、キタアカリ、メークイン)、インゲン(品種:初みどり2号)
共同管理圃場に、ニンジン(品種:アマレッド)、ホウレンソウ(品種:オールド)、小松菜(品種:春小松菜)、水菜(品種:京水菜)
大根(品種:天宝、春福大根)、かぶ(品種:サラダかぶ豊味)
タマネギ(品種:札幌黄、採種用母球)
の順に植えていただきました
じゃがいもは、切口を下にして、約30cm(大人の足)の間隔で
土は種芋の厚さの2〜3倍かけて、軽く足で踏んで、土と密着させました
とうもろこし、枝豆、インゲン、大根は、3粒ずつ約30cm(大人の足)の間隔で播種
種の2〜3倍土をかけて、軽く踏んで種と土とを密着させました
枝豆は、ハトに食べられないように不織布(パオパオ)をかけました
ニンジン、かぶ、水菜、小松菜、ホウレンソウは、3〜5cmの間隔で1粒ずつ播種して、土をかけ、手で密着
播種後、水やりをしておきました
採種用のタマネギは、25cm間隔で、約2/3を土に埋めて、しっかりと土と密着
植付け後、水やりをしておきました
作業後は、みんなでお弁当を食べ
ハウス食品さんから提供いただいたお菓子やカレールーなどを手渡して解散しました
後片付けを修了したのは午後1時30分でした
お手伝いいただいた皆さん、お疲れさまでした
<一口メモ>
種子を植える場合にすべて共通しているのは、種の大きさの2〜3倍の土をかけて、軽くおさえて土と密着させることです
こうすることで、乾燥を防ぎます
枝豆やとうもろこし、インゲン、大根を3粒ずつ播くのは、中には発芽しない種があることや、生育の悪いものや病気のものを後で間引いて、
良い苗を育てるということがあります
ところで、広い畑では、基本的には播種後、水やりはしません。
水やりをし続けると、根が土の表面近くに広がるため、乾燥に弱くなってしまいます
自然に任せておくと、根は水を求めて地中深く根をはるので、よほど乾燥しない限り枯れることはありません
水菜や小松菜、ホウレンソウ、かぶ、大根、ニンジンに水をやったのは、小さい種が土としっかり密着するようにするためです
じゃがいもは種芋専用のじゃがいもを使っています。食用のじゃがいもでも芽は出ますが、
疫病などで畑が汚染されると、数年じゃがいもが作れなくなってしまいます
種芋専用のじゃがいもは、無菌の畑で栽培され、殺菌処理されています
また、種芋は2〜3つの芽を確保しています
小さい種芋は丸ごと1個、大きいものは2〜3つに切って使います
切口には草木灰を塗布してあります
種まきや種芋の植え付けの時期は、土の温度が15度くらいになってからが良いとされています
温度が上がらないと、芽が出ないまま、土の中で種が腐ってしまう恐れがあります
また、深植えしないのもこうしたことが理由にあげられますし、発芽の揃いが悪くなり、生育むらが出てしまいます
因みに、播種に適した時期は、カッコウ(鳥)が鳴くころといわれています
札幌の場合は例年であれば5月20日過ぎですが、
今年は、寒い日が続いていて、なかなか土の温度があがりません
本来であれば、植え付けの時期を遅らせたほうがいいのですが、
そうすると、収穫時期も遅れてしまうので収穫にも影響が出てしまう恐れがあります
農業は天候の影響を受けるため大変難しいものです
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